こちらの本は、たんたんさんのメルマガとブログで紹介されていて、面白そうだな~と思って買って正解でした[E:happy01]
林 成之 (著)
内容紹介(amazonから引用)
スポーツで、仕事で、勉強で、あなたがいままで負けていたのは脳の使い方が悪かったからだ。
人間の脳の仕組みを知り〈勝負脳〉を鍛えて人生を変えよう。
脳外科の第一人者が贈る処方箋!
序 章 脳を知れば勝てる
第一章 脳はこんな働き方をしている
1 「意識」「心」「記憶」は連動している
2 イメージ記憶とは何か
3 こうすれば頭はよくなる
第二章 これが勝負脳だ
1 「心・技・体」の落とし穴
2 勝負脳を全開させる九つの秘訣
3 人間は勝負を通して成長する
第三章 「心・技・体」を科学する
1 試合に勝つための「心」
2 試合に勝つための「技」
3 試合に勝つための「体」
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面白かったところを少し抜粋します[E:pencil]
…脳がイメージするとおりのパッティングの成功を積み重ねてゆくと、やがてカップとボールを見ただけでカップインが予測できる脳が生まれてきます(中略)…反対に入りそうにないなと感じたときは手もそのように動きますので悪い予測が的中してしまいます。その場合は、必ず動作を中止して仕切り直すべきです。(43頁)
これはゴルフのパッティングに例えて記載されていたのですが、テニスのサービスでも同じだなぁと思いました。自己暗示じゃないけど「ぜったい入る」って思って打ったときほど入りますもんね。
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…相手はどうせ勝てると思っているので最初から全力を出してこない、弱点を攻めて安易に勝とうとしているので勝負勘はそれほど働かせていない、慢心による隙があるので受身に弱い…(76頁)
技術で自分より勝っている相手と戦うときにでも、隙を見つければ技術が劣っているほうにも勝つチャンスがあるということですね(特に試合の序盤ですね)。相手が慢心してくれなければ太刀打ちできないかもしれませんが、そういった兆候を見逃さないようにアンテナを張っておくのも大切だと思いました。
逆に自分が慢心しないように注意することも必要ですね。ナメてかかって痛い目に遭った経験のある人も多いと思います(私は何度も痛い目に遭っております…)
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本当に勝ったといえるのは、相手の長所を打ち砕いて勝ったときだけです。(89頁)
一般的には相手の弱点を攻めて勝つことがセオリーとされているが(テニスもそうですよね)、このような考え方で練習していると自分を一流レベルに高めることが出来ないと書いています。
確かに正論といえば正論だけど、相手を打ち砕く技術を身に付けられるのであろうか?(著者は、人間の脳は強く望めばそれを可能にする力を持っていると書いています)
まあ、出来る出来ないは置いといて、相手の長所を砕くための努力をする意識は大切でしょう。
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次はマラソンでトップを追いかけるランナーの例えで…
相手も苦しんでいて負ける不安を抱えながら走っていると考えたとたん、それに伴ってこちら側にも勝ち方のイメージが湧いてきます。(93頁)
テニスでも、常にリードされて2-6くらいで完敗かと思っていたら、試合後に『苦しかった』と相手に言われることってありますよね。逆に自分が6-2で勝っても苦しかったときもある(もちろん序盤や中盤で競ってる場面があるんですけどね)。
自分を振り返っても、試合で競っているときに『この場面は相手も苦しいんだよな』と思うと、気が楽になってプレッシャーから開放されたことが何度もありました。
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まだ、いろいろあるんだけど、長くなるので(笑)最後に一つだけ…
…脳の疲労は運動時のみならず、ふだんの生活でも発生するため、自分では気付かないうちに脳に疲労をためた状態で練習することになりがちです。すると、なかなか上達しないとか…(99頁)
脳を疲れにくくするには…、脳にストレスのかからない生活をすることです。スポーツに限らず、仕事をやり残したり疑問を先送りしたりする人は、常にストレスを抱えた状態になるので、ここ一番で力を発揮できません。日常生活において、てきぱきと一日の仕事や目標を達成する行動パターンをつくり鍛えてください。(103頁)
仕事の懸案が頭に残った状態のナイターでボロボロとか[E:coldsweats01]
飲み過ぎたときも脳みそが疲れている感じだし[E:beer][E:bearing]
日ごろの生活パターンを振り返って、深く反省。。。
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続きは書店で覗いてみてください(^_-)-☆